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失敗しないオーブンレンジの選び方5つのポイント

家電
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電子レンジは今や一家に一台の必需家電となっており、最近では電子レンジにオーブン機能がついた多機能なオーブンレンジが人気を集めています。

一台で色々な調理ができて省スペースなオーブンレンジですが、機能も価格も様々でどれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はオーブンレンジの選び方で重要な5つのポイントを解説して比較します。

オーブンレンジのメリット・デメリット

オーブンレンジは、電子レンジ機能に加えてオーブン機能も使えるキッチン家電です。

1台で色々な調理方法が使えて、省スペースになるのが最大のメリットです。
オーブンレンジ1台あれば、日常的なお惣菜のあたためから本格的なオーブン料理まで幅広く活躍します。
電子レンジとオーブントースターの2台を置くスペースがないというお家にはオーブンレンジがおすすめです。

一方、オーブンレンジは多機能なだけに、オーブンとレンジが同時に使えないことがデメリット
レンジとオーブンで同時調理することが多い方は、電子レンジとオーブントースター2台を別々に用意したほうが良いでしょう。

オーブンレンジの選び方で重要な5つのポイント

どのオーブンレンジを選ぶか?を考えるとき、重要なポイントとなるのはこちらの5つ。

1.容量・サイズ
2.センサー
3.レンジ性能
4.オーブン機能
5.使い勝手・お手入れ

しっかり比較して自分のお家に合ったものを選びましょう。

容量・サイズ

オーブンレンジ選びの際、まず始めに決めておきたいのが容量とサイズです。

容量・サイズが大きいほど一度にたくさんの料理が作れるので、家族の人数が多い方や一度にまとめて作り置きをしたい方には容量が多いオーブンレンジがおすすめです。
1~2人暮らしで少量の調理が主なら、容量少なめのコンパクトなオーブンレンジでも十分でしょう。

目安としては、1~2人なら25L以下程度、3人~のお家は25L以上のオーブンレンジを選ぶと使いやすいと思います。

設置スペース
本体サイズに加えて、事前に確認しておきたいのが設置に必要なスペース

オーブンレンジは本体から出た熱がこもらないように上部や左右に空けなければならないスペースが決まっています。

購入前にサイズをきちんと測って、設置場所を決めておくと良いでしょう。

庫内形状と扉の開き方
オーブンレンジの庫内形状は、お皿を直接置ける「フラット」タイプとお皿を乗せた円盤が回る昔ながらの「ターンテーブル」タイプがあります。
これからオーブンレンジを購入するなら庫内スペースが広くお手入れもしやすいフラットタイプがおすすめです。

また、オーブンレンジでは扉の開閉向きは、たて開きが主流。
よこ開きを選ぶ場合は、扉の開く向きによっては使いづらくなってしまうので、事前に左右どちらに開くか確認し設置場所を検討しましょう。

センサー

レンジ・オーブンの自動加熱能力を左右するのが、搭載されているセンサーの性能

センサーにはいくつか種類がありますが各センサーごとに得意不得意があるので、特性を知った上でうまく使うようにしましょう。

高性能なセンサーを複数搭載しているオーブンレンジだと、自動で時間と温度を調整してムラなく加熱できます。

■赤外線センサー
オーブンレンジに搭載されている中でもっとも高性能なのが、赤外線センサー。主に高価格帯の上位モデルに搭載されています。

加熱された食材の表面から出る赤外線の量を測定することで、食材表面の温度を判断してムラなく自動加熱してくれます。

ただし、この赤外線センサーは庫内の温度が高い時にはうまく働かないため、自動あたためをする際は庫内温度が下がった状態で使う必要があります。

■湿度 (蒸気)センサー
食材を加熱した際に出る水蒸気の量を測定して自動加熱するのが、湿度 (蒸気)センサーです。

湿度センサーの自動あたためには弱点があり、ラップなどで密封された食材や口の小さい器、元々水分の少ない食材など、蒸気が出づらい場合には加熱し過ぎてしまうことがあります。

逆に、口が大きくて深い容器の場合は蒸気が出やすいので、中まで温まっていない状態であたためを終了してしまうこともあります。

■重量センサー
重量センサーは、庫内底面で乗せたものの重さを測るセンサーです。食材+お皿の重さから加熱時間を計算し、自動で加熱します。

この重量センサーの弱点は、お皿の重さに加熱時間が左右されてしまうこと。
重すぎるお皿を使うと加熱時間が長くなったり、逆にお皿なしの場合に加熱不足になったりしてしまいます。

完全に自動あたために任せるのではなく、自分である程度時間をコントロールする必要があります。

■温度センサー
温度センサーは、比較的多くのオーブンレンジに搭載されているセンサーです。

庫内の温度を測定することで自動加熱するタイプで、食材自体の温度を測ることはできません

とくにオーブン機能で、庫内を設定温度に保つのに役立ちます。

レンジ性能

レンジ機能をよく使う方は、レンジのあたため性能の高い上位モデルがおすすめです。

レンジの最大出力W数は、500W程度から1000Wという高出力のものまで様々。出力が高い方がより素早くあたためられます

また、便利なあたため機能が搭載されているかどうかもチェックしておきましょう。

■2品同時あたため
ごはんとおかずなど種類の違う2品を同時にあたためられる機能です。

表面温度を測りながら2種類のあたためスピードを調整する必要があるので、赤外線センサーを搭載しているオーブンレンジについていることが多い機能です。

■好みの温度あたため
設定した温度にあたためられる機能です。なお、設定できる温度範囲は機種によって異なります。

こちらも表面温度を測る赤外線センサーつきの上位モデルに搭載されることが多い機能です。

■半解凍
カチカチに冷凍した肉や魚などをサックリ切れる程度に半解凍してくれる機能です。

この半解凍機能は、比較的多くのオーブンレンジに搭載されています。

オーブン機能

オーブン機能が高機能だと料理の幅がグッと広がるので、お料理好きな方は重視したいポイントです。

オーブン機能で設定できる最高温度は、機種によって200~350℃くらい。
高火力なオーブンレンジだと一気に焼き上げることができるので、時短で美味しく仕上がります。

■過熱水蒸気
最近注目されている機能が、「過熱水蒸気」。水は100℃で沸騰して水蒸気になりますが、その状態でさらに加熱し続けると100℃以上の高温状態の過熱水蒸気になります。

この過熱水蒸気を使って調理することで、塩分や油をカットして健康的に・食材の水分を保ったまま美味しく調理できます。

■熱風コンベクション
庫内のファンで熱風を循環させてムラなく焼き上げる「熱風コンベクション」機能があると、しっかり全体を均一に加熱できます。

熱が庫内全体にまわりやすいため予熱時間も短く、2段調理でもしっかり全体を加熱することができます。

■おまかせ調理
おまかせ調理機能は、高性能な赤外線センサーを搭載している一部の上位モデルで使えます。
冷凍・冷蔵・常温と温度の違う食材を同時に入れても、センサーで測定しながら自動で加熱してくれます。

細かい温度設定や時間を考えなくても、ボタン一つでちょうどよく加熱できるので、お料理が苦手な方におすすめです。

使い勝手・お手入れ

オーブンレンジは毎日使うものなので、使い勝手の良さお手入れの手軽さも重要になります。

■自動メニュー数
ボタン一つで加熱温度や時間を調整してくれる自動メニューの数が多いと、献立選びの助けにもなります。

レシピを選んで下ごしらえをしたらボタン一つで料理が完成するので、献立選びで悩むことが多い方でも安心です。

■無線LAN
高機能なオーブンレンジの中には、無線LANでスマートフォンと連携できる機能が搭載されているものもあります。

スマホアプリからメニューを選んでお家のオーブンレンジに送信できるので、面倒な設定の手間を省くことができます。
また、アプリで過去につくったメニュー履歴の閲覧や、お気に入りメニューの登録、おすすめメニューの提案などもしてくれます。

スマホ連携で家電をスマートに使いこなしたい方に、おすすめの機能です。

■天井ヒーター
お手入れのしやすいオーブンレンジを選ぶなら、天井についている上部ヒーターについても要確認です。

高機能モデルでは天井にヒーターが埋め込んであって平面になっているものが多いのですが、比較的安価なモデルだと上部のヒーター管が露出しているものが多くなっています。

ヒーター管に汚れが付いたまま使い続けるのは危険なので、こまめなお手入れが必要。手間なく長く使い続けるなら庫内の掃除がしやすい平面タイプがおすすめです。

■自動お手入れ
オーブンレンジのお手入れをしやすくしてくれる自動お手入れ機能も便利です。

庫内に水蒸気を充満させて汚れを浮かせることで、こびりついた汚れも拭きとりやすくなります。

衛生的に使い続けるためには定期的なお手入れが必要になるので、お手入れ方法は簡単か?頻度は多すぎないか?などについては事前に確認しておきましょう。

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